通りから中に入ったギャラリーのような場所に、
バティックが壁に飾ってあるのが目にとまった。
バティックが好きな母は、今回の旅行の話を聞くとすぐ、
アンティークのバティックを探してくるようにと
ミッションを発した

前金まで預かっていた

お昼間にいろいろ眺めていたけど、ピンとこなかった。
でもここのは、遠目からみただけで「なんかいいかんじ」だったので
いそいそと確認に店に入る。と、正装した男性が声をかけてくる。
「スミマセンガぁ、こちらは、アンティークです。」
へぇ~。いいなぁ。
モノトーン~カーキの渋いシンプルな色。
華やかな縁起のよさそうな鳥とかの柄。
もうすでに買う気だったけど一応値段を確認。
「スミマセンガぁ、こちらは、〇〇$です」
横でダー様が苦笑している。なあに?
値下げをお願いしてみる。
「スミマセンガぁ、いいコンディションです。
古い布です。値下げ、できません。」
こ、こ、この人はっっ。
話の頭に「スミマセンガぁ」がつく!!
だれがこの人に日本語をこう話すように教えたの~

その後、布を掛けていたバンブーのディスプレイハンガーをお願いしておまけにつけてもらい、
白地にからし色と紺色で鳥と植物が書いてある私用の布もまとめてお会計にいたった。
すべての会話の頭には最後まで「スミマセンガぁ」がついていて、
とっても楽しいお買い物だった

その、スミマセンガ男が布を壁からはずしだすと、人が集まってきて、私が買う布を触っている(汗)
名残惜しそうな感じ。この布、どう?と聞くと、バグース。と口をそろえて言う。
バリ島の人は、美しいものに素直に反応するような気がする。
しかも、男女の差があまりないように思う。
ほんとうに君、これ、買うの!?と、びっくりモードだ。
当時私はわかっていなかったけど、平均月収の約4か月分のお買い物だった。
(日本でいう、婚約指輪くらいの感覚とすると、あたりまえの反応ですね
)そしてスミマセンガ男と握手をして店を出る。
布といい、人々といい、いい出会いでした

ちなみにこのときのバティックは、母も気に入ってくれていて、
今も実家の壁にしっとりと華やかに飾られている。
実家に帰るたび、この布に会えるのがちょっとうれしい。


素敵だわー。)



インダスの隣ではないかも。
今すぐ愛車のフェローザで駆けつけたい気分。(無理。)